銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

「このぼんやりと白い銀河を大きないい望遠鏡で見ますと、もうたくさんの小さな星に見えるのです。じょばんにさんそうでしょう。」

ジョバンニは真っ赤になってうなずきました。けれどもいつかジョバンニの眼の中には涙(なみだ)が一杯になりました。

銀河鉄道の夜 (宮沢賢治)